佐治量哉先生(玉川大学)らとの共同研究による論文がアクセプト

早産児における睡眠脳波の発達過程を調べ、脳波の包絡線の分布関数が対数正規分布からガンマ分布へと変化することを明らかにした以下の論文がアクセプトされました。

書誌情報を追加しました(May 7, 2015)
Saji, R., Hirasawa, K., Ito, M., Kusuda, S., Konishi, Y., & Taga, G. Probability distributions of the electroencephalogram envelope of preterm infants. Clinical Neurophysiology, 126, 1132-1140, 2015.

舟根 司 氏・ 木口 雅史 氏(日立製作所中央研究所)との共同研究による論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Sep. 3, 2014)
NIRS信号に含まれる、深い層(脳組織)に由来する信号と浅い層(頭皮)に由来する信号の分離を試みた結果、乳児の脳機能計測で得られた信号の8割程度が、深い層(脳組織)の応答を反映したものであることを明らかにした以下の論文がアクセプトされました。

Funane, T., Homae, F., Watanabe, H., Kiguchi, M., & Taga, G. Greater contribution of cerebral than extracerebral hemodynamics to NIRS signals for functional activation and resting-state connectivity in infants, Neurophotonics, 1, 025003, 2014.

保前文高先生(首都大学東京)との共同研究による論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Sep. 3, 2014)
覚醒状態にある生後3ヶ月の乳児を対象に、異なるタイプの言語音を聴取している際の脳の機能的活動を、NIRS(近赤外分光法)を用いて計測し、左半球に特化した言語機能の特性を明らかにした以下の論文がアクセプトされました。

Homae, F., Watanabe, H., & Taga, G. The neural substrates of infant speech perception. Language Learning, 64, 6–26, 2014.

金丸奈央(2011年3月修士課程修了)らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Jun. 6, 2014)
新生児期の四肢の自発運動と、3歳時点での発達特性との関係を明らかにした以下の論文がアクセプトされました。

Kanemaru, N., Watanabe,H., Kihara, H., Nakano, H., Nakamura, T., Nakano, J., Taga, G., & Konishi, Y. Jerky spontaneous movements at term age in preterm infants who later developed cerebral palsy. Early Human Development, 90, 387-392, 2014.

藤井進也さん(Sunnybrook Research Institute、日本学術振興会海外特別研究員)らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(May 17, 2014)
生後3~4ヶ月の乳児の四肢運動や発声が、音楽に含まれるリズムと相互作用することを明らかにした以下の論文がアクセプトされました。「踊って歌う」というヒトの行動の先駆けを捉えたものと位置付けられます。

Fujii, S., Watanabe, H., Oohashi, H., Hirashima, M., Nozaki, D., & Taga, G. Precursors of dancing and singing to music in three- to four-months-old infants. PLoS ONE 9(5): e97680. doi:10.1371/journal.pone.0097680, 2014.

加藤萌(2013年3月修士課程修了)らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Aug. 15, 2014)
非負値行列因子分解アルゴリズムを用いて「シナジー」(運動を構成する要素)を抽出することにより、3〜4ヶ月児の乳児の四肢運動の特性を捉えた以下の論文がアクセプトされました。

Kato, M., Hirashima, M., Oohashi, H., Watanabe, H., & Taga, G. Decomposition of spontaneous movements of infants as combinations of limb synergies. Experimental Brain Research, 232, 2919-2930, 2014.

松井三枝先生(富山大学)、檀一平太先生(中央大学)らとの共同研究による論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Apr. 27, 2014)
富山大学にて計測された生後12ヶ月齢の乳児のMRIデータを基に、脳表の解剖学的領域を特定し、頭表のランドマークとの対応等を議論した論文がアクセプトされました。脳の構造発達を理解する上で重要かつ基本的な知見となるとともに、バーチャルレジストレーション法を用いることによって、多チャンネルNIRSを用いた皮質応答を計測する際の解剖学的構造に対する参照点の提供を実現しています。

Matsui, M., Homae, F., Tsuzuki, D., Watanabe, H., Katagiri, M., Uda, S., Nakashima, M., Dan, I., & Taga, G. Referential framework for transcranial anatomical correspondence for fNIRS based on manually traced sulci and gyri of an infant brain. Neuroscience Research, 80, 55-68, 2014.

Neuroimage誌においてNIRSの特集号が公刊

Neuroimage誌の85号において、NIRSの特集号が組まれています。本研究室関係では、以下の3つの論文が掲載されています。

1. 本特集号の巻頭言として、NIRS研究の20年について概観・議論されています。多賀がEditorsに含まれています。

Boas, D. A., Elwell, C. E., Ferrari, M., & Taga, G. Twenty years of functional near-infrared spectroscopy: Introduction for the special issue. Neuroimage, 85, 1-5, 2014.

2. 2013年3月に修士課程を修了した今井麻起子が、新生児を対象として脳のネットワークの状態をNIRSにて検討しました。

Imai, M., Watanabe, H., Yasui, K., Kimura, Y., Shitara, Y., Tsuchida, S., Takahashi, N., & Tagam G. Functional connectivity of the cortex of term and preterm infants and infants with Down’s syndrome. Neuroimage, 85, 272-278, 2014.

3. 共同研究者である首都大学東京の保前文高先生が、NIRS研究によって解明された脳の左右半球の機能的振る舞いについて議論しています。

Homae, F. A brain of two halves: Insights into interhemispheric organization provided by near-infrared spectroscopy. Neuroimage, 85, 354-362, 2014.

加藤萌らの論文がアクセプト

3〜4ヶ月児の身体運動をともなう環境との相互作用に関する以下の論文がアクセプトされました。

Kato, M., Watanabe, H., & Taga, G. Diversity and changeability of infant movements in a novel environment. Journal of Motor Learning and Development, in press.