乳幼児期の脳の構造発達に関する論文がアクセプト

生後3-22カ月齢の乳児のMRIデータを基に、脳表の解剖学的領域を特定し、頭表のランドマークとの対応等の発達を議論した論文がアクセプトされました。2014年に発表した論文と合わせて、脳の構造発達を理解する上で重要かつ基本的な知見となるとともに、多チャンネルNIRSを用いた皮質応答を計測する際の解剖学的構造に対する参照点の提供を実現しています。本研究は、松井三枝教授(金沢大学)、檀一平太教授(中央大学)らとの共同研究です。

Tsuzuki, D., Homae, F., Taga, G., Watanabe, H., Matsui, M., & Dan, I. Macroanatomical landmarks featuring junctions of major sulci and fissures and scalp landmarks based on the international 10-10 system for analyzing lateral cortical development of infants. Frontiers in Neuroscience, in press.

第39回ハイリスク児フォローアップ研究会にて研究成果を報告

2017年6月24(土)-25日(日)に聖隷浜松病院にて開催される研究会において、以下の研究報告(口述発表)をおこないます(発表日はは6月25日)。詳細はこちらをご覧ください。

黒宮 寛之・儀間 裕貴・渡辺 はま・中村 友彦・多賀 厳太郎
修正3歳時の問診結果からみる低出生体重児の発達特性

一時的な移転終了のお知らせ

教育学部棟の耐震改修工事のために、2016年3月より本郷キャンパス浅野地区に一時移転しておりましたが、2017年4月25日に教育学部棟に戻りました。研究室は、赤門から入ってすぐの教育学部棟の地下1階002号室にあります(キャンパスマップ参照)。詳細は、「アクセス」のページをご覧下さい。赤ちゃん研究は、5月下旬より再開予定です。ぜひご参加ください。

大学院生・日本学術振興会特別研究員 求む!

2017年5月24日(水)に教育学研究科大学院説明会が開催されます。詳しくは教育学研究科のページ(こちら)をご覧ください。

当研究室では、ヒトの発達に関わる問題を、実験研究から理論研究まで広くカバーしながら解明することを目指しています。

例えば、
・ヒトの脳の形態形成に関する生物学的機構
・睡眠・行動発達に関する生理学的機構
・発達脳のモデルの構築やシミュレーション
等のテーマにチャレンジしたい意欲的な大学院生・日本学術振興会特別研究員を歓迎いたします。

物理や工学での時系列データ解析や力学系シミュレーション等のスキルを持つ方を特に歓迎します。
ヒトの発達に関わる研究の経験の有無は必ずしも問いません。

ご関心のある方は、お気軽に以下にご連絡ください。
【発達脳科学研究室 連絡先】
 電話:03-5841-2797
 E-mail:akachan==p.u-tokyo.ac.jp
     (==をアットマークにしてください)

堀 昌平 先生、中島 啓 先生のセミナー開催(4月17日)

追記)発達保育実践政策学センターのページ(こちら)にセミナーの報告が掲載されています(Apr. 18, 2017)

2017年4月17日(月)の15:00より工学部12号館408号室(浅野キャンパス)にて、堀 昌平 先生、中島 啓 先生(いずれも東京大学大学院薬学系研究科)をお招きして、免疫システムの制御原理等に関するお話をしていただきます。ご関心のある方はどなたでもご参加ください。事前の連絡は不要です。

堀 昌平 教授「免疫学的自己と制御性T細胞」
中島 啓 助教「腸内細菌と宿主恒常性維持」

#本セミナーは、発達保育実践政策学センター主催の第6回発達基礎科学セミナーです。

新メンバー着任

新年度を迎え、續木 大介(TSUZUKI, Daisuke)さんが特任研究員として着任されました。情報科学領域や脳科学領域における解析・計算技術の開発や展開に取り組んでいきます。續木さんとは、これまでにも一緒に仕事をしてきましたが(例えば2014年2016年の論文等)、これからはさらに精力的に仕事を進めていきたいと思っております。なお、こちらには週に1回出勤します(それ以外の日は首都大学東京 大学院人文科学研究科 特任准教授として勤務)。

儀間裕貴さんが第3回小児理学療法学会学術集会 学術集会長賞を受賞

2016年12月まで当研究室で研究を進めていた儀間裕貴さん(現:鳥取大学 地域学部附属 子どもの発達・学習研究センター)が、 2016年5月に北海道にて開催された学術集会における演題「Fidgety movements観察評価と四肢運動特性の関連」で、学術集会長賞を受賞いたしました。

新生児期・乳児期初期の脳機能発達に関する論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Mar. 3, 2017)
NIRSを用いて新生児期から乳児期初期にかけての酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンの相対的な濃度変化を検討した以下の論文がアクセプトされました。Hemoglobin phase of oxygenation and deoxygenation (hPodと命名)が、生後半年間でどのように変化するかを、満期産児・早産児を対象に検討しています。本研究は、東京大学医学部附属病院小児科との共同研究です。

Watanabe, H., Shitara, Y., Aoki, Y., Inoue, T., Tsuchida, S., Takahashi, N. & Taga, G. Hemoglobin phase of oxygenation and deoxygenation in early brain development measured using fNIRS. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 114, E1737-E1744, 2017.

大橋 浩輝らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Feb. 24, 2017)
2014年に博士課程を修了した大橋 浩輝(現所属:Yale University, Haskins Laboratories)が進めてきた、発声する際の調音器官の運動に着目し、その発達過程を検討した以下の論文がアクセプトされました。この論文では、理論モデルを用いた計算機による逆推定という方法を用いて、乳児が発する音声の特徴から、顎・舌・口唇などの発声器官がどのような形状になっていたかを推定し、発話の初期発達を明らかにしました。

Oohashi, H., Watanabe, H., & Taga, G. Acquisition of vowel articulation in childhood investigated by acoustic-to-articulatory inversion. Infant Behavior and Development, 46,178-193, 2017.

シンポジウム「赤ちゃんを研究する」のご案内

東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センター(Cedep)の主催にて、以下のシンポジウムを開催します。東京大学において赤ちゃんの研究をおこなっている研究室のメンバーが、発達・進化について自由に議論する予定です。詳細はCedepのサイトからご覧ください。事前参加受付が始まっています。

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発達基礎科学シンポジウム
テーマ:「赤ちゃんを研究する」
日時:2017年2月18日(土)13:00-18:00
場所:東京大学安田講堂(本郷キャンパス)
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当研究室からは、以下のプレゼンテーションをおこないます。
多賀 厳太郎:「赤ちゃん物理学」
渡辺 はま:「赤ちゃんの頭の中」
儀間 裕貴:「赤ちゃんの動き」