金丸奈央(2011年3月修士課程修了)らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Jun. 6, 2014)
新生児期の四肢の自発運動と、3歳時点での発達特性との関係を明らかにした以下の論文がアクセプトされました。

Kanemaru, N., Watanabe,H., Kihara, H., Nakano, H., Nakamura, T., Nakano, J., Taga, G., & Konishi, Y. Jerky spontaneous movements at term age in preterm infants who later developed cerebral palsy. Early Human Development, 90, 387-392, 2014.

藤井進也さん(Sunnybrook Research Institute、日本学術振興会海外特別研究員)らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(May 17, 2014)
生後3~4ヶ月の乳児の四肢運動や発声が、音楽に含まれるリズムと相互作用することを明らかにした以下の論文がアクセプトされました。「踊って歌う」というヒトの行動の先駆けを捉えたものと位置付けられます。

Fujii, S., Watanabe, H., Oohashi, H., Hirashima, M., Nozaki, D., & Taga, G. Precursors of dancing and singing to music in three- to four-months-old infants. PLoS ONE 9(5): e97680. doi:10.1371/journal.pone.0097680, 2014.

加藤萌(2013年3月修士課程修了)らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Aug. 15, 2014)
非負値行列因子分解アルゴリズムを用いて「シナジー」(運動を構成する要素)を抽出することにより、3〜4ヶ月児の乳児の四肢運動の特性を捉えた以下の論文がアクセプトされました。

Kato, M., Hirashima, M., Oohashi, H., Watanabe, H., & Taga, G. Decomposition of spontaneous movements of infants as combinations of limb synergies. Experimental Brain Research, 232, 2919-2930, 2014.

大橋浩輝が博士の学位を取得、加藤萌が修士の学位を取得

2014年3月24日、東京大学学位記授与式にて、大橋浩輝が博士(教育学)の学位を授与されました。題目は、“Development of articulatory coordination in speech production(音声生成の調音協調の発達)”です。今後は、NTTコミュニケーション科学基礎研究所に在籍し、研究を続けます。また、同授与式にて、加藤萌が修士(教育学)の学位を授与されました。題目は、“Changeability of infant spontaneous movements in a novel environment(新奇な環境における乳児の自発運動変化可能性)”です。今後は、社会人として活躍します。

松井三枝先生(富山大学)、檀一平太先生(中央大学)らとの共同研究による論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Apr. 27, 2014)
富山大学にて計測された生後12ヶ月齢の乳児のMRIデータを基に、脳表の解剖学的領域を特定し、頭表のランドマークとの対応等を議論した論文がアクセプトされました。脳の構造発達を理解する上で重要かつ基本的な知見となるとともに、バーチャルレジストレーション法を用いることによって、多チャンネルNIRSを用いた皮質応答を計測する際の解剖学的構造に対する参照点の提供を実現しています。

Matsui, M., Homae, F., Tsuzuki, D., Watanabe, H., Katagiri, M., Uda, S., Nakashima, M., Dan, I., & Taga, G. Referential framework for transcranial anatomical correspondence for fNIRS based on manually traced sulci and gyri of an infant brain. Neuroscience Research, 80, 55-68, 2014.

Neuroimage誌においてNIRSの特集号が公刊

Neuroimage誌の85号において、NIRSの特集号が組まれています。本研究室関係では、以下の3つの論文が掲載されています。

1. 本特集号の巻頭言として、NIRS研究の20年について概観・議論されています。多賀がEditorsに含まれています。

Boas, D. A., Elwell, C. E., Ferrari, M., & Taga, G. Twenty years of functional near-infrared spectroscopy: Introduction for the special issue. Neuroimage, 85, 1-5, 2014.

2. 2013年3月に修士課程を修了した今井麻起子が、新生児を対象として脳のネットワークの状態をNIRSにて検討しました。

Imai, M., Watanabe, H., Yasui, K., Kimura, Y., Shitara, Y., Tsuchida, S., Takahashi, N., & Tagam G. Functional connectivity of the cortex of term and preterm infants and infants with Down’s syndrome. Neuroimage, 85, 272-278, 2014.

3. 共同研究者である首都大学東京の保前文高先生が、NIRS研究によって解明された脳の左右半球の機能的振る舞いについて議論しています。

Homae, F. A brain of two halves: Insights into interhemispheric organization provided by near-infrared spectroscopy. Neuroimage, 85, 354-362, 2014.

加藤萌らの論文がアクセプト

3〜4ヶ月児の身体運動をともなう環境との相互作用に関する以下の論文がアクセプトされました。

Kato, M., Watanabe, H., & Taga, G. Diversity and changeability of infant movements in a novel environment. Journal of Motor Learning and Development, in press.

笹井俊太朗が博士の学位を取得

2013年9月27日、東京大学秋季学位記授与式にて博士(教育学)の学位を授与されました。題目は、“Frequency-specific functional network of the resting brain(安静時脳における周波数特異的な機能的ネットワーク)”です。今後は、日本学術振興会特別研究員(PD)として発達脳科学研究室に在籍し、研究を続けます。また、10月より、University of Wisconsin-Madison, School of Medicine, Department of Psychiatryに滞在し、新しい研究に取り組みます。