儀間裕貴さんが第3回小児理学療法学会学術集会 学術集会長賞を受賞

2016年12月まで当研究室で研究を進めていた儀間裕貴さん(現:鳥取大学 地域学部附属 子どもの発達・学習研究センター)が、 2016年5月に北海道にて開催された学術集会における演題「Fidgety movements観察評価と四肢運動特性の関連」で、学術集会長賞を受賞いたしました。

新生児期・乳児期初期の脳機能発達に関する論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Mar. 3, 2017)
NIRSを用いて新生児期から乳児期初期にかけての酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンの相対的な濃度変化を検討した以下の論文がアクセプトされました。Hemoglobin phase of oxygenation and deoxygenation (hPodと命名)が、生後半年間でどのように変化するかを、満期産児・早産児を対象に検討しています。本研究は、東京大学医学部附属病院小児科との共同研究です。

Watanabe, H., Shitara, Y., Aoki, Y., Inoue, T., Tsuchida, S., Takahashi, N. & Taga, G. Hemoglobin phase of oxygenation and deoxygenation in early brain development measured using fNIRS. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 114, E1737-E1744, 2017.

大橋 浩輝らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Feb. 24, 2017)
2014年に博士課程を修了した大橋 浩輝(現所属:Yale University, Haskins Laboratories)が進めてきた、発声する際の調音器官の運動に着目し、その発達過程を検討した以下の論文がアクセプトされました。この論文では、理論モデルを用いた計算機による逆推定という方法を用いて、乳児が発する音声の特徴から、顎・舌・口唇などの発声器官がどのような形状になっていたかを推定し、発話の初期発達を明らかにしました。

Oohashi, H., Watanabe, H., & Taga, G. Acquisition of vowel articulation in childhood investigated by acoustic-to-articulatory inversion. Infant Behavior and Development, 46,178-193, 2017.

シンポジウム「赤ちゃんを研究する」のご案内

東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センター(Cedep)の主催にて、以下のシンポジウムを開催します。東京大学において赤ちゃんの研究をおこなっている研究室のメンバーが、発達・進化について自由に議論する予定です。詳細はCedepのサイトからご覧ください。事前参加受付が始まっています。

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発達基礎科学シンポジウム
テーマ:「赤ちゃんを研究する」
日時:2017年2月18日(土)13:00-18:00
場所:東京大学安田講堂(本郷キャンパス)
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当研究室からは、以下のプレゼンテーションをおこないます。
多賀 厳太郎:「赤ちゃん物理学」
渡辺 はま:「赤ちゃんの頭の中」
儀間 裕貴:「赤ちゃんの動き」

研究のお手伝いをしていただける方を募集(現在は募集を停止しております)

当研究室では、以下のような条件で研究をお手伝いしてくださる方を募集しております。

業務内容:医療施設における乳児の脳機能計測の補助、データ整理

・不定期にて、数時間(2〜3時間)の業務が可能な方
・勤務の前日あるいは当日における業務の依頼に対応できる方
・夜(20時〜22時くらい)の業務が可能な方
・ひと月における業務回数にばらつきがあっても問題ない方(0回〜5回程度)
・定期的な収入を目的となさらない方

・当研究室(文京区本郷)の近隣の方、大歓迎
・医療福祉関係の経験がある方、大歓迎
・当研究室の研究にご協力いただいた「赤ちゃん研究員」の保護者様、大歓迎

なお、本学の規定に沿った謝金と交通費をお支払いいたします。

ご関心のある方は、お気軽に以下にご連絡ください。
【発達脳科学研究室 連絡先】
電話:03-5841-2797
E-mail:akachan==p.u-tokyo.ac.jp
(==をアットマークにしてください)

第1回 発達神経科学とニューロリハビリテーション研究会にて研究成果を報告

2016年12月3日(土)に畿央大学にて開催される学術集会において、以下の研究報告(ポスター発表)をおこないます。詳細はこちらをご覧ください。

儀間 裕貴・佐治 量哉・渡辺 はま・多賀 厳太郎
2ヵ月齢児における四肢自発運動特性と睡眠時脳波特性の関連

儀間 裕貴らの論文がアクセプト

書誌情報を追加しました(Apr. 26, 2017)
長野県立こども病院と共同で、特任助教の儀間 裕貴が執筆した、極低出生体重児の運動発達に関する以下の論文がアクセプトされました。

儀間 裕貴, 渡辺 はま, 木原 秀樹, 中野 尚子, 中村 友彦, 多賀 厳太郎. 極低出生体重児におけるFidgety movements評価と四肢自発運動特性, 理学療法学, 44, 115-123, 2017.

山口 良文 先生のセミナー開催(11月21日)

2016年11月21日(月)の15:00より工学部12号館408号室(浅野キャンパス)にて、山口 良文 先生(東京大学大学院薬学系研究科遺伝学教室)をお招きして、睡眠や冬眠のお話をしていただきます。ご講演のタイトルは「哺乳類の冬眠とは?~冬を乗り切るための代謝変化のメカニズム」です。ご関心のある方はどなたでもご参加ください。事前の連絡は不要です。

#本セミナーは、発達保育実践政策学センター主催の第4回発達基礎科学セミナーです。

発達神経科学学会 第5回大会にて研究成果を報告

2016年11月26日(土)-27日(日)に東京大学武田ホールにて開催される学術集会において、以下の研究報告をおこないます。詳細はこちらをご覧ください。

[11月26日]
ポスターセッション
・大村 吉幸, 多賀 厳太郎, 國吉 康夫「乳児期自発運動の発達的変化」
・藤井 進也, 渡辺 はま, 多賀 厳太郎 「音楽的コミュニケーションのダイナミクスに応じた乳児の四肢運動の変化」

[11月27日]
ポスターセッション
・儀間 裕貴, 島谷 康司, 木原 秀樹, 中野 尚子, 渡辺 はま, 多賀 厳太郎 「Fidgety movementsの観察評価と四肢自発運動特性」

シンポジウム5
「胎児・新生児シミュレーションに基づく初期発達原理とその障害の解明」
國吉 康夫(東京大学)、金沢 星慶(東京大学)、多賀 厳太郎(東京大学)、大村 吉幸(東京大学)